おいもを焼こう!楽しい焼き芋大会

こ秋晴れの空の下、園では毎年楽しみにしている焼き芋大会が行われました。
朝早くからお父さん方が集まって、せっせと焚き火の準備をしてくださいました。パチパチと小気味よく薪がはぜる音、ふわりと漂う木の香り——それだけで子どもたちはわくわく。火がつくたびに「わぁ、すごい!」と歓声が上がっていました。

お父さんたちが立派に起こしてくれた火が落ち着いたころ、子どもたちの出番です。アルミホイルに包まれたさつまいもを手に、少し緊張した顔でそっと火の中へ。
「ちゃんと焼けるかな」「焦げちゃわないかな」と心配そうに覗き込みながらも、自分で入れたお芋を見つめる目はどこか誇らしげです。

焼きあがるまでの時間は、お友だちとおしゃべりしたり、お母さんたちと笑いあったり。火のぬくもりに手をかざしながら、のんびりとした秋の午後を楽しみました。

やがて、甘くて香ばしいにおいがあたり一面に広がると、「もういい匂いしてきたね!」とあちこちで声が上がります。お父さん方が取り出してくれたお芋は、ほくほくと湯気を立て、見るからにおいしそう。

熱々のお芋をふうふうと冷ましながら一口食べた瞬間、子どもたちの顔がぱっと明るくなりました。
「あま〜い!」「おいしい!」と笑顔がこぼれ、みんな夢中でほおばっていました。お母さん方も「お父さんたち、ありがとうね」とにっこり。どこを見てもあたたかい笑い声が絶えません。

秋のやさしい陽ざしの中、心も体もぽかぽかに温まる一日となりました。
みんなで過ごしたこの時間が、子どもたちの心の中に小さな秋の思い出として残ってくれると嬉しいです。